グローバルな視野が求められる昨今、私立中学では国際教育や英語教育に力を入れている学校が多くあります。とくに、英語のスキルアップに留まらず、英語を使って異文化への理解を深めるといった国際理解のためのプログラムが豊富で、世の中のニーズに沿った学習が受けられる点も、私立中学の魅力です。
英語をツールとして使い慣れる名古屋経済大学高蔵中学校は、中学2年生になると全員、2泊3日のイングリッシュキャンプに出掛け、チームに分かれて外国人講師が一人ずつ入って過ごします。キャンプ中は勉強時間に限らず、ゲームや食事づくりなどのお楽しみも、全て英語で話すことに。国籍豊かな講師との異文化交流を通して、国際理解を深める良い機会にもなっています。
名古屋経済大学高蔵中学校／
イングリッシュキャンプ
留学生と交流できる南山中学校 男子部は、夏休み中に学校内で外国人留学生と交流できるプログラムを組んでいます。海外から来た大学生・大学院生がグループリーダーとなり、数名ずつでディスカッションやプレゼンテーションを100％英語で実施。学校内で安全に英語を学びながら、異文化への理解を深め、物事に積極的に取り組み姿勢を身につけていきます。
南山中学校 男子部／
グローバル・スタディーズ・プログラム
英検対策講座と「自ら学ぶ」ことで英検合格星城中学校では、覚える英語ではなく「使える英語」を目指しています。日頃の授業を大切にし、「自ら学ぶ」姿勢を身につけることに取り組んでいます。その成果のひとつが英検の取得率です。中学3年間で英検準2級取得を目標にしており、英検対策講座も実施。2023年度は過去最高の81％が準2級を取得、2級以上を取得した生徒は43％にものぼりました。星城中の生徒は、これからもみんなで英検取得にchallengeしていきます。
星城中学校／英検対策講座
英語を学び国際理解につながる清林館中学校では、オールイングリッシュの授業など、日常的に生きた英語を学ぶ機会が設けられています。中学2年生ではTOKYO GLOBAL GATEWAYで、英語でディスカッションを行いながら、チームで課題に取り組みます。高校1年生では、全員がイギリスの語学研修に参加し、現地の生徒や海外留学生と交流します。ホームスティを通じイギリスの伝統的な家庭生活を体験し、国際的な視点を身につけていきます。
清林館中学校／イギリス語学研修
長期海外留学も行う大成中学校では、中学3年生修了時にグローバルフューチャーコース（GFC）を選択することができ、高校1年生の8月から1年間のカナダ留学に出発します。留学前にはスプリング・サマーキャンプや多様な英語学習で留学に備え、留学後はさらに英語力を磨いて自分の気持ちや意見を正確に表現できるよう英作文指導も。進学先の選択肢も増えると人気のコースです。
大成中学校／GFCカナダ留学
海外に目を向ける滝中学校では、夏休みに中学3年生が参加する「グローバルスタディーズプログラム」があり、計5日間、1日5コマの授業を、すべて英語で行います。生徒6名程度につき1名の留学生をグループリーダーとして海外から招き、グループワークや発表を通して英語でのコミュニケーションに慣れ、世界の色々な国に興味を持つことに役立っています。
滝中学校／
グローバルスタディーズプログラム
中学校3年生の生徒全員が中部大学春日丘中学校では、3年間の集大成として全員がカナダ語学研修に参加します。春日井市の姉妹都市ケローナ市にある姉妹校の生徒宅にて、ホームステイを行います。現地では授業に参加するだけでなく、SDGsの観点でも見聞を広げ、国際社会の一員として英語の習得以外にも貴重な体験をします。研修の準備として1年次から1日中英語のみで過ごす行事も用意されています。
中部大学春日丘中学校／
カナダ語学研修
